管理人のまるです。
当サイトでは、お金に関するいろんな情報を取り上げ、探っていきます。かつて騙された傷が完全には癒えておらず、気を抜くと素が出てしまい毒を吐きますが、温かく受けとめていただければ幸いです!似たように彷徨われている方にとって少しでも参考になればうれしいです。
さて『CAC(Crypto Asset Community)』について取り上げたいと思います。
『CAC(Crypto Asset Community)』とは
ランディングページによると、CAC(Crypto Asset Community)は、世界中の暗号資産情報が集まるコミュニティで、SNSを活用することで常に最新情報を共有することができる、と謳っています。
ほう。暗号資産(仮想通貨)で稼ぐ案件のようですね、いかにも特別感があるような宣伝文句が続きます。
CAC独自のネットワークを活用することで、
- 世界中の暗号資産のビックデータを共有できる
- 世界各地のスペシャリストチームから最速で最新情報が送られて来る
- 暗号資産のお悩み相談もできる
といったメリットがあるとも。サービスについては、
・メンバー限定ページ
・SNSでの情報発信
・CACテレグラム
・シグナル通知
などがあり、「買い時・売り時を逃さないため」に行う”シグナル通知”なるものがあることから、コミュニティ内で何らかの投資ツールを使っていると考えられます。「情報元保護の観点より」と詳細も全くわからないですね。
CACに登録すると…
▶︎LPよりメールアドレスを入力することで登録できます!
▶︎LINEに飛ばされ『【CAC】コミュニティメンバー』へのアカウント登録を求められます。
▶︎LINEで友達追加をするとすぐにメッセージが。
▶︎「BTCが1万円分もらえる」と別リンクへと促され、”Bitterz”というサイトで口座開設を求められます。
・・・早速きたか。シンプルで逆にわかりやすい( ̄▽ ̄;)
口座開設は報酬が割と高額なんです!CACの目的は、誘導したカモに「仮想通貨の口座開設をさせて、紹介手数料(アフィリエイト報酬)をもらう」ことではないでしょうか?!
その後も無料のオープンチャットへの参加を促されます。
例の暗号資産のコミュニティがこれか…とドキドキするも登録者は66名。
ん?4000人はどこ行った??と思いますよね、でもまあ大人ですから空気を読んでそこは触れないでおきましょう。
というわけで「4000人以上のメンバーが有益な情報交換をしている」という状況は一切なく、一方的に”マナブ”という人物が仮想通貨やオンラインカジノの情報を送りつけてきます。
こちらもまた紹介手数料(アフィリエイト報酬)がもらえるので一生懸命案内しているってことでしょう…もちろん紹介されている情報も、限りなく稼げない可能性が高いですから、気をつけましょう!!
特定商取引法に基づく表記 ※不備あり!
特定商取引法とは、消費者の利益を守るルールを定めた法律が細かく書かれているものになります。
ネットサービスには「特定商取引法に基づく表記」を必ず掲載しなくてはなりません!特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防ぎ、消費者の利益を守ってくれるものなのです。
販売元 | Crypto Asset Community |
所在地 | 東京都新宿区中落合4-20-12 |
メールアドレス | info@crypto-asset-community.com/ |
商品引き渡し時期 | 申し込み完了後、ご登録のアドレスにご連絡いたします。 |
表現、及び商品に関する注意書き | 本商品に示された評げにゃ再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証した者ではございません。 |
著作権について | このサイト及び情報は、著作権、商標権、その他の知的財産権により保護されています。このホームページまたは、コンテンツ、画像等全てを著作権者に無断で使用、複製送信、頒布、改変、翻訳、デザインの模倣等利用することは著作権法違反となります。発覚した場合、損害賠償として一千万円をご請求します。 |
CACの特商法記載情報には不備がありました。もちろん、必須項目が全て記載されている場合もその情報が虚偽の可能性もありますから、鵜呑みにはできませんけど。
事業者名は、コミュニティ名がそのまんま”販売元”として記載されていますね…
また所在地を調べたところ、どう見ても個人住宅が出てきました~_~;いずれにしても、とても世界中の暗号資産のビックデータを集約し分析しているという特別なコミュニティを運営している事業を展開しているような印象は抱けません。
「事業者名、代表者名、住所に電話番号」これらは特商法に必ず書かなければならない内容です。ここに不備や虚偽がある場合は、法律を守る気のない悪徳事業者だと考えて差し支えないと思います!!
しかも、CACは”コミュニティ”と称しているのに、”商品”についての記載があることが気になります。無料コミュニティを装って、後に有料の情報商材や投資ツールを販売しようとするのではないでしょうか??疑ってかかって損はないと思います!
プライバシーポリシーも要注意!
お客様からご提供いただいた個人情報は、下記の場合を除き、第三者へ開示しません。
ーお客様からの同意がある場合
ーあらかじめ弊社と機密保持契約を結んでいる企業に、業務上必要な範囲内で開示する場合
ーその他の理由で、適法かつ公平であると弊社が判断できる場合
プライバシーポリシーをチェックしない方もいるでしょうし、チェックしたとしても読み過ごしてしまいそうですが、さらっと恐ろしいことが書いてあります。
情報開示する条件の2行目。わかりやすく通訳しますと「弊社が必要だと判断したら、契約している企業(すなわち第三者)に、あなたの個人情報を提供しますよ」てことです。判断基準が事業者側にありますね( ̄▽ ̄;) こわっ!!!
気になる口コミ、レビューは…??
4000人以上が日々、交流しているコミュニティのはずですが『「CAC(Crypto Asset Community)」で稼いでます!』という情報に出会うことはありませんでした。代わりに「危険」「怪しい」といった注意喚起の情報が多くみられました。
まとめ
CAC(Crypto Asset Community)、ハナから胡散臭さは感じてはいましたが、限りなく怪しいコミュニティです。LPに記載されている情報は、いかにも響きよく特別感溢れるものなので、もしかしたら間に受けてしまうピュアな方が稀にいるのかもしれませんが、どこにも稼げる根拠がないので、迷う余地はないです。お勧めする理由はひとつもありません。
「情報元保護の観点より」ともっともらしいことを言って詳細を説明していませんが、もとよりLPに謳っているようなまともなコミュニティでもないし、LINEに誘導して詐欺まがいの情報を垂れ流しているだけなので、信憑性のある内容を掲載しようがないんでしょう。
特商法やプライバシーポリシー(内容及び不備)なども含めて相対的に考えると、カモを見つけてはあの手この手で散財させ、自分たちだけが甘い汁を吸う(アフィリエイト報酬を得る)…という可能性が高いです。参加無料だからといって、安易な参加は控えましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
管理人まる